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宮城県石巻市小竹浜における東日本大震災からの復旧・復興の様子を紹介していきます。


by 鈴木勝彦

弁天島と漁師【2013/5/4】

早朝、海へ行くと浜の漁師が船を出す準備をしていました。
この日は長潮で、石巻の干潮はAM5:04とPM4:53、満潮はAM9:27でした。
長潮とは干満の差がほとんどない潮まわりのことです。
私の父(漁師)は朝3時に起床し、既に海へ出ています。

▼海には弁天島と生草島が見えます。
AM5:00。桟橋の左側に二人の漁師が見えます。
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▼漁師の夫婦
声をかけると、「おお!帰ってきてだのが!」と、いつもの挨拶が返ってきます。
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船が出て行きました。
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▼見えづらいですが、下記矢印のところが「洞の口」と呼ばれている穴です。
【洞の口とは】
小竹浜東南「ボービキ」(抱向崎)と稱する高さ十余丈の海中に突出する小半島ありて、其の中間南より小竹湾に貫通せる穴あり。直径五尺余。南の入口は海中に没して平素現れず。東又は南の風に激波甚しき時は、出口に於いて非常なる音響と共に高さ十丈余も潮を吹き上げ、其の壮観甚々し。
※1953年頃に製作された観光案内冊子「石巻郊外の觀光地 小竹浜」より
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▼桟橋の突端から見える浜の様子
各家にはまだ陽があたっていません。
「浜の朝と猫たち【2013/5/4-5】」参照
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▼浜の西側の岸壁
地盤沈下対策のため、大きな土嚢が並んでいます。
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▼奥に進むと太陽光発電式外灯があります。
「太陽光発電式外灯設置【2013/3/8】」参照
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▼さらに奥へ進んだ場所は、かさ上げ工事中です。
「岸壁の災害復旧工事状況【2013/1/26】」参照
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この場所までかさ上げされる予定です。
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▼さらに奥へ進むと弁天島と陸を繋いでいる防波堤があります。
津波で壊れた船がそのまま残っていました。
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▼弁天島の中腹に見える鳥居
鳥居をくぐった先には厳島神社があります。
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▼弁天島の西南西に見える生草島
私が小さい時は、弁天島を「クジラ島」、生草島を「カメ島」と呼んでいました。
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▼東の空に太陽が昇ってきました。
AM5:51。
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▼父が漁から戻ってきました。
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▼漁師の父
この日は、シャコエビ、ワタリガニ、ネウ(アイナメ)、コチ、タラなどが獲れたようです。
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▼ワタリガニ
美味そうです。
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▼網にかかったヒトデは乾燥させて畑の肥料にします。
漁師の浜ならではですね。
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▼父が獲ってきた魚やカニなど、美味しくいただきました。
ワタリガニのメスは冬から春にかけて甲羅の中に内子が詰まっており、絶品です。
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獲れたての小竹浜産魚介類は最高に美味しかったです。
浜に生まれて良かったとつくづく思います。

 
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by katsu_man | 2013-05-10 12:00 | □2013年4-6月:小竹浜の様子