宮城県石巻市小竹浜の位置
2013年 12月 17日
とても美味しい魚介類に恵まれ、目の前の海には弁天島が浮かぶ、風光明媚な歴史ある浜です。
※「小竹浜の沿革」はこちら
▼宮城県地図
下記画像の○で囲まれた場所が宮城県の牡鹿半島です。
牡鹿半島の行政地域は石巻市東部(旧牡鹿町など)と牡鹿郡女川町であり、三陸海岸の最南端にあたります。
▼牡鹿半島地図
牡鹿半島には入り江がたくさんあり、浜と呼ばれる漁村が40ほどあります。
小竹浜は牡鹿半島の西側に位置し、なかでも由緒ある浜の一つです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災により、牡鹿半島は東南東に約5.3m移動し約1.2m沈下しました(国土地理院調べ)。
▼小竹浜(2012年3月頃のグーグル画像)
集落の南西側には弁天島があります。
弁天島の頂には厳島神社があり、社殿には「辨財天」(弁天)の額が掲げられています。
弁天島があったおかげで、小竹浜の津波被害はある程度弱まったと言われています。
▼小竹浜(2011年4月頃のグーグル画像)
2011年3月11日、小竹浜を黒い津波が襲いました。
海側の家屋や漁業共同組合の建物、漁船、かき処理場が無残にも破壊されました。
海には多くの瓦礫が浮かんでいました。
静かな日常は一変しました。
・・・2011年7月、小竹浜に住む漁師のおじいさんが私に話してくれました。
『昔々の人だちも津波で大きな被害を受けた歴史があったんだよなぁ。年月はかかっただろうが、その後立ち直ったんだ。おい達も立ち直んねげなんねぇなぁ。』
※2011年3月11日からの「8日間の記録」はこちら
※震災後の「グーグル画像」はこちら