浜の様子【2012/4/28-30】
2012年 05月 13日
浜では桜が満開で、だいぶ暖かくなってきました。
▼震災後、津波被害にあった家屋は解体され、海側の土地は更地になりました。
そこに新しくできたものもあります。「バス待合所」と「花壇」です。
▼花壇
海のすぐそばに作られた花壇には桜の木などが植えられました。
※「桜の木とひまわりの種【2012/4/22】」参照
中央にはきれいに砂利が敷かれています。
桜の木
ひとつ咲いてました。
▼防災無線
防災無線は昨年9月に復旧しています。
※「防災無線【2011/9/24】」参照
▼湯殿山石碑(画像中央やや右の傾いた石碑)
防災無線の奥にある石碑辺りには、海から上げられた瓦礫が残っています。
この石碑は、江戸時代後期に流行った「湯殿山講」の名残かと思います。
皆が出し合って積立てたお金で、村の代表者が出羽三山の湯殿山神社に詣でたのを記念した石碑です。
東北中心に全国に見られます。
▼浜の東側の高台から
山の上に続く階段をのぼり、浜を見下ろします。
山王様(神社)が見えます。
▼日枝神社
浜では山王様と言われ、親しまれています。小さい頃には神社の中でビー玉やメンコをしたものです。
地震により石垣が崩れた箇所があります。
右の狛犬様は新しくできた花壇を見ているようです。
左の狛犬様はバス待合所を見ているようです。
▼海側から山を見る。
「仮設住宅」のある高台には桜が咲いています。
▼弁天島
小竹浜と言えば、やはり弁天島が有名です。
カモメが桟橋で羽を休めていました。
小竹浜の弁天島、石碑、神社、バス停、花壇、そして山、海。
故郷はやはりいいものです。
・・・
浜では刺し網漁が徐々に再開されています。
仮設住宅に住む従兄の漁師は、定置網漁の年内再開を目指し、自立のため日々努力しています。
浜の人たちは皆、元気そうでした。